9.302026
【FPが解説】教育費はNISAで準備していい?「増やす」から「守る」へ切り替えるタイミング

こんにちは!子育て世代専門のファイナンシャルプランナー、角山(かくやま)です。
前回のコラムでは、NISAの基本となる「長期・積立・分散」についてお話ししました。
最近は、NISAを利用して資産形成を始める方が増えています。教育費の準備についてご相談を受けていると、「教育費もNISAで準備していいですか?」という質問をよくいただきます。
私は「NISAを利用することもひとつの方法です」とお答えしています。
ただし大切なのは、「いつ使うお金なのか」を考えることです。
「いつ使うか」で準備方法は変わります
例えば、現在3歳のお子様が大学へ進学すると考えると、まだ15年ほど時間があります。15年あれば、長期で積み立てながら資産形成を考えることもできます。
一方で、大学入学まであと2〜3年という場合はどうでしょうか?
せっかく準備してきた教育費が、必要になる直前に大きく値下がりしてしまうと困りますよね。投資には元本保証がありません。
だからこそ、「必要な時に、必要な金額が使える状態」にしておくことも意識しておきたいポイントです。
準備の前に整理したい3つのこと
では、具体的に何を考えればよいのでしょうか。
教育費を準備する場合は、次の3つを整理しておくことをおすすめします。
- いつまでに
- いくら必要なのか
- どのくらいの期間で準備するのか
この3つが分かると、「どのような方法で準備するのか」も考えやすくなります。
使う時期が近づいたら「増やす」から「守る」へ
教育費を使う時期が近づいてきたら、少しずつ現金や預貯金など、値動きの少ない資産へ移していく方法もあります。
例えば、15年後に大学進学を予定しているのであれば、最初から最後まで同じ方法で運用するのではなく、時間の経過に合わせて「増やす」ことから「守る」ことへ考え方を変えていくのです。
ひとつの目安として、進学の3年前あたりから少しずつ現金比率を高め、直前の1〜2年は「値動きにあまり左右されない状態」を意識すると安心です。
これは教育費だけに限った話ではありません。車の購入、住宅の頭金、老後資金など、「いつ使うのか」が決まっているお金は、その時期に合わせて準備方法を考えることが重要です。
お金は「いくら持っているか」だけではなく、「いつ使うのか」も同じくらい重要なのです。
NISAは「目的に合わせて使いこなす」制度
NISAはとても便利な制度ですが、「NISAだから安心」「NISAなら必ず増える」というものではありません。
制度を利用すること自体が目的ではなく、ご家庭の目的に合わせて上手に使いこなすことが、無理のない資産形成につながります。
「今」と「将来」、どちらも大事ですが、子育てには今しかできないことがたくさんあります。将来の教育費を準備することも大切ですが、今の生活を我慢しすぎる必要もありません。
「今」と「将来」のバランスを考えながら、無理なく準備していきたいですね。
次回は、「NISAを始めるなら、どんな商品を選べばいいの?」という質問について、初心者の方にも分かりやすくお話ししたいと思います。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。また、よかったら次回も見てくださいね〜
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