コラム

実は老後、ほとんどの人が困らない!? 年金の繰上げ受給とNISAで変わる老後資金

老後生活を楽しむ夫婦

こんにちは。FP事務所ライフナビの小中 順子です。

今回は「老後のお金」についてです。

「老後が不安だから、今は我慢して投資に回しています」

こんなお声をよく耳にします。最近は「NISA貧乏」という言葉まであるほどです。

でも実は、70歳まで元気に働ければ、老後のお金は思うほど心配いりません。数字で見てみましょう。

「老後4,000万円不足」は本当?

夫婦で月33万円の生活をしたいのに、年金は月22万円だとします。

毎月の生活費33万円
−
毎月の年金22万円
=
毎月の不足11万円
11万円 × 12か月 × 30年 = 約4,000万円 の不足

「そんな大金、どう準備すれば…」と思いますよね。

70歳まで働くと、景色が変わります

年金は原則65歳からですが、60歳から前倒しで受け取ることもできます(繰上げ受給)。この仕組みを使って、次のように考えてみます。

  1. 60歳 年金を5年早く受け取り始めます。年金額は24%減り、月22万円が約16.7万円になります。
  2. 60〜70歳 働いて給与で生活し、年金は使わずに全額をNISAで積み立てます。仮に年7%で運用できた場合、10年で約2,894万円になります。
  3. 70歳〜 退職後も同じ7%で運用できれば、資産は月に約16.9万円のペースで増えます。この増えた分だけを取り崩します。
年金16.7万円
+
NISAからの取り崩し16.9万円
=
毎月の収入33.6万円
約2,894万円の元本を残したまま、
目標の 月33万円 に届く計算です

本当に備えるべきリスクは一つだけ

健康を害して、働けなくなること

働くこと自体が、最大の資産を生み出します。働けなくなったときの備えさえしておけば、残りのお金は「今使ってもいいお金」になります。お子さんとの思い出づくりや旅行にも使えます。

知っておきたい3つの注意点

  • ① 繰上げ受給の減額は一生続く一度選ぶと取り消せません。すべての方に合う方法ではありません。
  • ② 年7%はあくまで仮定運用成果は保証されず、資産が減る年もあります。
  • ③ 「繰下げ受給」という選択肢もある70歳から増額して受け取る方法です。ただし、年金額が増えると税金や社会保険料も高くなる可能性があります。

まとめ

繰上げ受給なら年金額が抑えられ、NISAの取り崩しには税金も社会保険料もかかりません。ここが今回のポイントです。

漠然とした不安のままでは、「今」を削ることになりがちです。大切なのは、ご家庭ごとの年金額や働き方をもとに、具体的な数字で確かめることです。

老後資金・年金の受け取り方についてのご相談は
ライフナビへ

「いつから、いくら受け取るか」を、
ご家庭のライフプランに合わせて一緒に考えます。

ご相談はこちら

※本記事は一定の仮定に基づく試算であり、将来の運用成果や年金額を保証するものではありません。特定の金融商品の購入を推奨するものでもありません。投資には価格変動等のリスクがあり、元本が保証されるものではありません。年金の受け取り方や投資判断は、ご自身の資産状況・ライフプラン等を踏まえてご検討ください。

「うちの場合はどうなる?」

記事だけでは、ご家庭ごとの答えは出ません。
ライフナビでは、ご家族の状況に合わせた試算を無料でお受けしています。

初回60分・相談料無料/来店・訪問・オンライン対応

関連記事

ページ上部へ戻る